「生活音が頭に響いて辛い」
人込みや職場などで、普段気にならないような生活の音が頭に響いて辛い。
そのような症状は「聴覚過敏」かもしれません。
先日、月一ペースでメンテナンスに来られている患者様の話ですが、仕事中に過労で倒れたそうです。
ただ、幸い軽症だったため、すぐに日常生活ができるまで回復されました。
その方は、念のため病院受診し「自律神経失調症」と診断されたそうです。
その後,すぐに当院にメンテナンスに来て下さり、冒頭のような症状が出ていたそうです。
聴覚過敏は発達障害の特性として知られるようになりましたが、実は障害の有無にかかわらず病気やストレスなどによって誰にでも起こりうる症状です。
症状の強さは人それぞれで、日常生活に支障をきたす場合もあります。
考えられている原因は、「耳小骨筋の反射異常」、「内耳の反応異常」、「脳の機能異常」の3つ。
・「耳小骨筋の反射異常」
大きな音が耳に入ると、通常は耳の中の筋肉が収縮して音の大きさを小さくして調整してくれるが、この機能が働かずにダイレクトに伝わってしまいます。
顔面神経マヒの際に発症します。
・「内耳の反応異常」
低下した聴力をカバーしようと、音を脳に伝える内耳の細胞の働きに異常が起こり、音が割れて聞こえたりする。
・「脳の機能異常」
音の情報を処理する聴覚野の感度が高まり、音が大きく聞こえると考えられています。
聴覚過敏は、難聴や慢性耳鳴、頭部外傷や頑迷神経マヒなどの慢性疾患に伴って発症される以外にも、近年はストレスによる発症も増えているようです。
そのため、職場環境や生活スタイルの見直しも大切です。
頭痛やめまい、眼瞼けいれん、集中力が続かない、といった疲れのサインは人それぞれです。
体からのサインを感じたら、限界を超える前にお近くの医療機関や、治療院でケアをしていただきたいです。
当院では、自律神経の乱れからくる不調にも対応しています。
五臓(肝、心、火、肺、腎)の働き整える東洋医学的治療と筋膜を刺激し筋骨格、神経系を整える機能解剖学的治療で慢性の不調を解決します。
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