当院の施術について

当院では、患者さんのお話をしっかりと伺い
一人ひとりに寄り添う施術をおこなっています。

コミュニケーションを大事にして、分かりやすい説明と治療計画を患者さんと共に作り提案いたします。

痛みの治療だけでなく、不調の原因となる日常生活動作や習慣を見つけ、改善のサポートをします!

当院の施術は鍼灸施術と手技施術(整体)が中心になっております。
それに+αの施術として運動療法を取り入れています。

痛くない鍼とお灸、ソフトタッチの心地よい整体、身体能力を向上させる運動療法

  • 鍼灸療法

当院の鍼施術は、東洋医学と機能解剖学に基づいた施術を行っています。

肩こりや腰痛、膝痛といった筋肉や関節に問題がある症状には、筋膜に形成される癒着、硬化、トリガーポイントと言われる「痛みの引き金」となる場所を鍼刺激によって変化させて痛みを取り除く施術になります。

患者様にはわかりやすくイメージできるように「筋のコリ」と表現しています。

筋膜に問題があると、知覚症状や運動器症状、自律神経症状が現れます。

そして、頭痛や冷え症、胃腸障害、眼精疲労、不眠といった体の機能が低下して起こる症状には、陰陽五行論や経穴(ツボ)論といった東洋医学の視点で治療を行っています。

【筋膜の癒着とは】

→ヒアルロン酸の凝集化による膜間の滑走不全

筋膜との間にはヒアルロン酸が存在し、滑走性と筋膜自体の伸張性を保持しています。

運動したり、熱を加えたりすることで滑走性が向上します。

準備体操などで、カラダを動かし温まってくると動かしやすくなるのはヒアルロン酸が生成されて滑走性が増すからです。

ヒアルロン酸は、ほとんどの結合組織に存在し、疎性結合組織に豊富。滑液の主成分で関節を滑らかに動かす潤滑油の働きをしています。

ただし、動かしすぎるとヒアルロン酸が出過ぎることで滞留し、硬結の原因になります。

運動しすぎた翌日にカラダがギシギシになるのは、ヒアルロン酸の滞留による滑走性が影響しています。

癒着による滑走不全があると侵害受容器(痛みのセンサー)を刺激して痛みを感じる原因になります。

【硬化とは】

→基質のゲル化とヒアルロン酸の凝集化による繊維の高密度化

筋膜が脱水すると基質がゲル化を起こします。そして、筋肉が収縮するとヒアルロン酸が生成されて再吸収されますが、滞留すると凝集化がおこります。

基質のゲル化とヒアルロン酸の凝集化によって線維が高密度化により硬化がおこります。

高密度化の起こる要因は、不動(骨折などによる固定)と過用(局所の筋の使い過ぎ、同じ姿勢を保つ)によって引き起こされます。

【トリガーポイントとは】

→「侵害受容器の過敏化」

全身を覆う筋膜には痛みを伝えるセンサーが多くあり、これを「侵害受容器」と呼びます。

この侵害受容器に機械的刺激(手を切る、画鋲を踏むなど)や温度刺激(熱い、冷たいなど)、化学刺激(炎症により発痛物質が細胞から放出)といった刺激が加わることで受容器が反応し、電気信号が脳に伝わり痛みを感じます。

「侵害受容器の過敏化」が起きると、通常では痛みを感じない刺激でも過敏に反応して痛みを感じてしまいます。

例えるなら、部屋の火災報知器が、お鍋を炊いている熱に反応し、誤作動を超して警報を鳴らしているようなものです。

肩こりや腰痛といった慢性の痛みは、炎症や損傷といったものがないにもかかわらず痛みを感じています。

その原因は、侵害受容器の誤作動によるものと考えられます。

そのため、整形外科でレントゲンやMRIを撮って「特に異常はありません」、「とりあえず痛み止めの薬や湿布で様子を見ましょう」
また、単に痛みのある部位をマッサージするだけで変化がないといった事も散見されます。

このように、慢性の痛みやシビレといった症状には筋膜が関係していることが多く、見逃されることがあります。

(痛みの原因は、全て筋膜という訳ではないため、炎症や組織損傷の有無などしっかりと鑑別する必要があります。)

もし、あなたが整形外科や整骨院で受けた電気治療やマッサージで改善しなかったのは、深層筋膜に潜んでいる「コリ」にアプローチできていないからかもしれません。

「筋のコリ」を解消するには、筋肉や靭帯、関節包や腱といった組織を丁寧に触診して「筋のコリ」を見つける熟練の技術が必用です。

そして、的確に「コリ」を見つけ出し鍼施術で変化(血流改善、神経絞扼改善)を与えることで痛みやシビレ、歪みを根本から改善に導きます。

この技術は、累計2万人以上の治療経験と専門家の集まるセミナー参加で会得したAkira鍼灸Conditioning Labの「核心」となるものです。

  • 機能改善整体

手技療法は、カラダの持っている神経的な反射作用を利用したからだに優しい施術。
カラダの問題のある部位に直接触れ、又はそれに関連する他の部位に施術することで筋緊張抑制による痛みの改善や関節可動域の改善に繋がります。

そして当院では、呼吸の状態を重要視しています。
呼吸は24時間常に行われている動作で、自律神経によってコントロールされています。
適切な呼吸を取り戻す呼吸整体によって自律神経バランスを良くし、姿勢改善やストレス緩和、痛みの軽減にもつながります。

  • 運動療法

治療して良くなっても症状が戻りやすいという方は、筋力低下や姿勢、身体の動かし方に問題が残っていることが考えられます。
例えば、足首を捻挫して痛みを庇う歩き方をしていると、脳に記憶され痛みやケガが治った後でも残ることがあります。

自身で気づかないまま効率の悪い歩行を続けていると、小さなストレスが蓄積されて膝や足首に痛みやケガのリスクが高まります。

そのため、正しい動きや弱った筋力を取り戻す運動をすることで神経ネットワークの再構築を促します

当院の運動療法は、自体重での運動が中心。
リラックスした状態でご自身の体をコントロールできることを目的としています。

痛みのある方は、過度に緊張した体の使い方になっているために、燃費の悪い不効率な動作になり疲れやすい体になっています。
その悪循環を、正しい動作を覚えることで断ち切ります。

ご自身で動くことで、脳の神経ネットワークが再構築され鍼灸や整体で緩めた良い状態を維持、向上させ、痛みを軽減する効果があります。
アスリートが行うような、高重量の筋トレみたいなことはおこないません。
そのため、子どもからご年配の方まで安心安全に運動をおこなえます。
特に運動経験がない方ほど、受けていただきたいです!

ストレスに耐えられるカラダ作りが私の使命!

痛みや不調の状態がマイナスなら、痛みが無い状態がゼロ。そこで治療が終わりではなくプラスの状態に持って行くことが私の使命だと考えています。
たとえば、アスリートなら、ケガをして治療により痛みが無くなっても身体の機能や筋力は低下した状態です。
そこで、競技や練習のような負荷をかけるとまたケガをする可能性があります。当院の目的は、身体に負荷やストレスをかけても耐えられる状態を目指しています。土台の部分をしっかりと作ることでその上に積み上げられる技術や体力を上乗せていくことができると考えています。

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