「2人目不妊」の原因となる、かくれ男性不妊「精索静脈瘤」に対する鍼灸治療

2025年1月15日2025年1月24日

こんにちは！
大阪市中央区谷町にあるAkira鍼灸Conditioning Lab
冨金原です！

当院の性機能改善コースでは、男性不妊症、勃起障害（ED）、慢性前立腺炎、間質性膀胱炎といった症状に対応しております。

1人目を自然妊娠し、二人目の赤ちゃんが欲しいけれどなかなか授からない。

こういったケースで見逃されやすいのが、精子を作りだす機能が障害される「精索静脈瘤」です。

精索静脈瘤とは？

精索静脈瘤とは、精巣から心臓に戻る静脈の血流が逆流してうっ滞した状態です。

男性不妊症の30％以上が「精索静脈瘤」によります。

「精索静脈瘤」があると精子のDNAが損傷したり、精巣が萎縮したりして精子の質が低下します。

無症状なことが多く、自覚することが難しいため気づかれにくい障害です。

若い時に1人目を自然に授かったとしても、歳を重ねるうちに静脈瘤が進行して「二人目不妊」になってしまうケースがあります。

また晩婚化の影響によって、一人目不妊の原因にもなっています。

精索静脈瘤は手術で大きく改善できる

精索静脈瘤は基本的に自然治癒することは無いといわれています。

しかしながら、顕微鏡下低位結紮術を行うことで改善率が高いと報告されています。

ただ、精索静脈瘤が軽度の場合は改善率が低いようですので、専門医と相談の上で判断することになります。

精索静脈瘤を診断できる専門医が少ないのが現状

男性不妊の専門は基本的に「泌尿器科」になります。

ただ、日本の男性不妊専門医となると、2024年時点では50人程度。
生殖専門の「産婦人科医」は1000人以上と言われ、男性不妊専門医は圧倒的に少ないのが現状です。

そのため、正確な診断を得られる機会が少ないため、見逃されやすいようです。

因みに、男性不妊を正確に検査するには

精液検査

エコーチェック

睾丸の大きさチェック

この3つを男性不妊専門クリニックで行う必要があります。

不妊症の原因の50％は、男性側に原因があります。
まずは、クリニックに相談することができるといいですね。

参考に日本生殖医療専門医のリンクを貼っておきます。
http://www.jsrm.or.jp/qualification/specialist_list.html

鍼灸が男性不妊に対してできること

Akira鍼灸では以下のようなことで、男性不妊をサポートできます。

・精巣や陰茎、骨盤内血流の改善によって精子の質的向上をサポート
・静脈還流の効率をよくする
・ストレスを緩和して、炎症改善やホルモンバランスを整える
・精索静脈瘤オペ後の回復を早める

院長のふきんばらが完全予約制にて、おひとりおひとりに寄り添った施術をおこなっています。

性機能改善コースの料金と治療内容

初回カウンセリング料込　約90分　通常12,000円ところ→8,800円
2回目以降　約60分　1回8,800円　5回　回数券あり
治療効果をしっかり出すために、１クール5回を推奨しています。

仰向けとうつ伏せの施術をおこないます。
局所治療として、仙骨（お尻）と鼠径部に鍼をして低周波通電をおこなうことで、骨盤内や陰茎、精巣血流がよくなることが研究報告されています。

そして、全身調整として首肩や背中、腕や足、頭部、腹部、腰といったツボに鍼とお灸をおこないます。
緊張している心身をリラックスできるように治療します。

ストレスや不安、緊張、セックスに対するプレッシャーは精子の量や質にも影響します。
鍼灸で全身調整し、心身共にリラックスできるチカラを養うことで性機能を向上させていきます。

そして、男性不妊症の原因にはED（勃起障害）を発症をしている場合もあり、自律神経に働きかけることで改善が期待できます。