痛みを和らげる鍼灸の科学的メカニズム③

鍼灸が痛みを和らげる理由
目次

鍼灸治療が痛みに効く理由③

内因性オピオイドによる鎮痛

「オピオイド」という物質を聞いたことがあるでしょうか?

「オピオイド」とは、強力な鎮痛作用をもつ化学物質で、モルヒネなど麻酔として手術の時の鎮痛として使われています。

実はこのオピオイド物質は、体内でも作られることで知られ「内因性オピオイド」といわれます。

その内因性オピオイドが、鍼灸の鎮痛メカニズムと関わっているのです。

近年の研究で、この内因性オピオイドが、鍼を刺した局所で産生され痛みを軽減することが分かってきているのです。

鍵を握るのは、好中球や単球、リンパ球といった免疫細胞にあります。

実は、この3つの免疫細胞には、内因性オピオイドの分子が蓄積されています。

これらの免疫細胞は痛みの原因となる炎症や損傷部位に集まっていますが、そこに鍼刺激などのストレスを与えると内包されている内因性オピオイドが放出されるのです。

放出された内因性オピオイドは、末梢神経末端にある痛みセンサーに結合し、神経の興奮を抑えることで、鎮痛効果を発揮するのです。

2023年の中国での研究チームが発表した動物実験では、鍼通電刺激による内因性オピオイド放出には、好中球が中心的な役割があると示されています。

今後の更なるメカニズムや効果の解明が期待されています。

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