「痛みは複雑」

痛みは複雑

皆さん、痛みの原因を考えたことがありますか?

例えば、肉離れや骨折や捻挫といったケガをした時に、痛いですよね。

ケガをした時は、関節の靭帯や筋肉、骨や血管などの組織に損傷があるため痛みを感じるのは当然です。

これらは、「急性の痛み」に分類され、痛みの原因が組織の損傷がメインだから。

そのため、通常はカラダの治癒力により組織が修復されて、痛みも感じなくなっていきます。

しかし、組織的には治っているはずなのに、いつまでも痛みが残るということがあります。

そんな、経験を皆さんもされたことはあるでしょうか?

また、今もケガをした訳ではないけれど、ずっと腰や肩に痛みを抱えているという方もいらっしゃるかもしれませんね。

これが、「慢性の痛み」に分類されます。

痛みの科学では、「痛み」は脳からの警告信号といわれています。

例えば、足首を捻挫した時に「痛い」という感覚が足首から脳に伝わって痛みを感じているのではありません。

全身には、組織損傷が起こった時に反応するセンサーがあり、捻挫した時にそのセンサーが興奮して電気信号を脳に送っています。

受け取った脳が、その信号を「生命にとって危険」と判断すると「痛み」として意識されます。

「痛み」は、カラダの異常を知らせて危険から身を守る感覚なのですが、それが長時間続くと「ただの不快な感覚」となり、心身共に悪い影響をもたらす存在になります。

慢性の痛みになると、身体的、心理的、社会的要因といった複数の要因が関連していて原因も複雑になります。

そして、脳が「危険だ」と認識する度合いは個人差が大きく関わってきます。

そのため、痛みを感じやすい人、感じにくい人と差があったります。

ただそれも、その人の状況や環境で変わったりするので「痛み」は複雑です。

痛みは慢性になればなるほど、カラダの構造や組織との関連は薄まると言われています。

「関節の変形」、「軟骨のすり減り」、「骨盤の歪み」などなど。

これらは、痛みの原因としてよく聞かれるフレーズですが、

慢性の痛みの場合、要素ではありますが原因ではありません。

何らかの原因でストレスが溜まった「結果」、そこに痛みが出ていると考えられます。

原因を特定するには、局所だけでなくカラダ全体の動作や姿勢、生活習慣、ストレス環境などを把握して、特定していく必要があります。

Akira鍼灸Conditioning Lab
大阪市中央区谷町7-1-49冨田ビル202 空堀どーり商店街
大阪メトロ谷町線 長堀鶴見緑地線 谷町6丁目駅③番出口から徒歩3分 花匠 山頭花さんの横階段2Fへ
受付9時~21時まで 木曜定休日 土日祝営業 
TEL06-6777-2394 予約制
完全プライベート空間 お仕事帰りの方大歓迎!

Follow me!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次